Friday, March 14, 2008

Andrew Sendor



1977年 NY 生まれ、現在も同市のブルックリン (Brooklyn) で創作活動をしている。
ghost がいっぱい。
幽霊たちの時間を描いたかのような作品群。
現世での思い出の地に留まり、時間の中をたたひたすらに漂い続ける幽霊とその肖像画を描く画家、って書くとできの悪いファンタジーみたいになってしまうが、Andrew Sendor の作品の出来が悪いわけではない (当たり前だ、バカ)。

2007年に制作された作品をふたつポスト。
まず1枚目。
この作品は、"Let us take the case of the wolf, which preys on various animals, securing some by craft, some by strength, and some by fleetness" という非常に長ったらしいタイトルを持つ。
この作品を含むいくつかの作品において、マンガにおける間白 (コマとコマの間の空白のこと) のようなものが導入されていて、ポストしたこの作品の場合、作品の大部分を占める少女たちが描かれている部分と向かって左隅の鳥が描かれている部分では (ともしかすると場所も。拡大してみればわかるが、間白を挟んだ左右の部分は絵的に繋がらない) が違っているのかもしれない。
しかし、よく見て頂くと分かるが、その鳥の描かれている部分が、右側に切り詰められるような形で内に入っている。
このことから、同一時間の同じ場所の可能性も捨てきれない。
だけど同一時間の同じ場所と考えた場合は、作品として描かれるはずだった部分を端折っただけってことになって面白くない。
わざわざ間白が作られ、作品の一部が右側に切り詰められていることを考えると時間と場所がそこで変化していると考えたほうが面白いので、そう考えることにした。
Andrew Sendor がどう考えているかは知らないし、間違えた解釈かもしれないが、そんなこと知ったことか自分の時間を使って考えてんだ好きに解釈させろ (と思考停止)、ということで、変だなと思ってもあまり突っ込まないで頂きたい。
2枚目の作品もタイトルが微妙に長く、"The first step in understanding 'The Art of Accepting Death'" という幽霊っぽいタイトルが付いている。

Welcome to Art of Andrew
MOGADISHNI - international contemporary art - copenhagen + aarhus, denmark
Caren Golden Fine Art - Artist - Andrew Sendor

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