Saturday, March 29, 2008

丹地 陽子 (Yoko Tanji)





丹地 陽子 (Yoko Tanji)
東京在住のイラストレーター。
書籍の挿画を中心に活動中。
今思えば、丹地陽子の作品で一番最初に目にしたのは、書店で見かけたヨースタイン・ゴルデルの 『サーカス団長の娘』 (NHK出版) の表紙イラストだったということになるのかもしれない。
しかし、私は 『サーカス団長の娘』 を購入することが無かったので、他の邦人イラストレーターの link list から丹地陽子のサイトへ辿り着いて、とりあえず検索をした時に初めて、ああ、見たことがある、あの表紙の人かとなった訳だ。
こういった、それとは知らずに作品を目にしていたという出来事は、邦人アーティストをブログにポストする様になってからかなり増えた。
CD を購入する際にジャケットからそのアルバムの音を想像して購入することがあり、この行為を指してジャケ買いといっている事はよく知られている。
しかしこの様な行為は CD を購入する時にだけ起こるものではなく、書籍を購入する場合にも同様なことをしている人は多い。
例えば、「丹地陽子 表紙」 で検索してこの様なコメントを見付けた。

"丹地陽子は最近のヒットです。表紙の表側を見た瞬間、読むべモードに入りました。・・・"

これは Amazon のリストマニア 「表紙がよくて読んだ本」 にリストされていたデイヴィッド・アーモンドの 『ヘヴン・アイズ 』 を購入した方のコメントなのだけど、これは丹地陽子のイラストにその内容を想像させる力があり、思わず手にとってしまう魅力があるからだ。
薄く淡い色彩を積み重ねることでそこから何かを想像することが出来る豊かなテクスチャが現れからこそこういった魅力が出てくるのだろう。

猫好きでもある丹地陽子が描いた猫の登場する作品を4点ポスト。

Education:
東京芸術大学美術学部卒。

pkb

No comments: